EMIの発表。

昨日触れたEMIグループのイベントですが、Appleのジョブズ氏がゲスト出演するってんでとんでもないサプライズがあると思いきや...。

DRMフリーの楽曲販売だそうです。
DRMってのはデジタルファイルにつく著作権みたいなものでして、現在一般的なダウンロード販売では、どれにもついています。たいていのサイトで注意書きしてある「○回までコピー可」とか、「○○への転送不可」などというのは、このDRMに依存しているわけです。それがフリーとなれば、一度買ってきた楽曲は、好きなように調理できるわけです。
iTunesストアで買った楽曲は今までiPodでしか聴けなかったんですが、これで他のシリコンオーディオ(ウォークマンとかZuneとか)にもコピーできるようになるんですねぇ。
今までも裏技を使ったり手間ひまをかけたりという、違法スレスレのグレーゾーンがありましたが、これからは合法的にできます。ま、EMIがリリースするものだけで、他の大手レコードレーベルはまだみたいですが。

このことでのAppleの利点。
欧州ではiTunesストアで買った楽曲をiPodでしか聴けないのは独禁法に違反する、という裁判が起きていますが、これで一つの道が出来ました。もともとAppleはDRMを放棄するよう、各レコード会社に要請していたんですが、大手のEMIがこれに応じたことでこの独禁法の裁判はAppleにとっていい方向へ行くことでしょう。
今回EMIがリリースするDRMフリーの楽曲は、高音質だけどちょっと値段が高めの設定です。ということで、これまでのiTunesストアの楽曲とぶつかることもなさそうです。

EMIの利点。
リリース形態がちょっと変わるということは、一粒で違う美味しさが味わえるってことで、メリットはあると思います。ま、利益が二倍になるとは思えませんが。
それと買ってきたCDを友人と貸し借りするように、リスナーの幅が広がる可能性があります。少しの人でもそのアーティストにはまってくれれば、DRMフリーで落ち込む分を補えることでしょう。

他のレコード会社がどういう反応をするか、まだ分かりませんが、ダウンロード販売という形態の、次のステージへ来たことは確かです。とりあえず、どんな楽曲がリリースされるのか、楽しみに待ちたいと思います。
...結局ビートルズ楽曲は出ないんでしょうかねぇ。
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