今日の一曲 (番外編)

ビートルズ / Love

簡単な感想を書いときます。
賛否両論でていますが、私は賛の方ですね。
曲を分解して再構成した、ってところでしょうか。
「この曲のリズムトラック」+「この曲のボーカル」+「この曲のギターリフ」のようなゴチャ混ぜ感があります。
最初の「Because」の後、「A Hard Days Night」のイントロの12弦一発をかませて、ドラムのリズムから「Get Back」へとなだれ込むなんざ、それだけで「面白そう」と期待させます。その「Get Back」も間に「A Day In The Life」のストリングスが入っていたりして、そのまま「Glass Onion」へと。
曲間はまったく無く、全てがメドレーのように繋がっていきます。DJジョージ・マーティンのスペシャルメドレー、みたいなもんですかね。
昔一時期流行ったメドレーもの、王様がDeep Purpleのカバーメドレーを作ったり、女王様がQueenのカバーメドレーを作ったりといったあれですね。
一番近いのがZ団が手がけたサザンのメドレーでしょうか。あれも同じようにマスターから抜き出して作ってますしね。
ただそれらがリズムだけは一定だったのに対して、このビートルズは全てが原曲の音源を用いてますから、テンポはそのつど変わります。おかげで全26曲というトラック数になってるわけですが。
私も一時期このメドレーものにはまっていまして、自分でもいろんな音源を加工してMDを作っていましたが、どうしたって曲のツギハギが目立ってしまいます。こういう風にマスターテープからトラックを抜き出して作れたら、楽しいでしょうねぇ。
音質はきちんと現代風に直されています。ビートルズのCDって音圧が低いというか、ちょっと古くさい印象がありましたが、これなら今の音として聴けます。
こうやって全てを聞いてみますと、ビートルズって印象的なフレーズが多いですねぇ。本のちょびっとのフレーズでも「あの曲だ」と分かるところが凄いですね。知らない人が聴けばまったく分からないんですが。
オリジナルアルバムが聖典であり、それ以外の演奏は認めない、という頑固なビートルフリークは否の声が多そうですが、私のように「数多いフェイバリットアーティストの一つ」というスタンスの人間からすると、このアルバムはよくできています。何より楽しめます。
買って得した、と思えるアルバムです。もちろん聖典をきちんと聴いてる人間にとっては、ですが。
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